6月4日、半田市市民交流センターにて、Paka Paka療育会員交流会を開催しました。
第1部は、「Paka Pakaの歩みと成り立ちとロジックモデル」をお伝えし、第2部は当団体ピアサポーター2名による「ペアレンツトーク」を行いました。
第1部では、当団体のロジックモデルを説明しながら、今必死に向き合っている療育ってどんな将来をめざして行っているのか?というところをお伝えしました。キーワードは「自立」。成長はゆっくりで、それを見守るにはとても根気がいるけれど、ここでかかった時間って、子どもの状況を知る事で「必要な時間だったんだ」って思えるし、先が見えなくなることもあるけれど、なによりこの時間は、将来子どもが自立したときに「親の時間」となってかえってくるものだと思うんです。でも、家族だけで頑張ろうと思っても絶対にしんどい。だから、「一緒にやっていきましょうね。」そんなところを、同じ親でもある代表と事務局長からお伝えしました。
 第2部は、ペアレンツトーク。同じように障がいの子を育ててきた保護者のこれまでの歩みを聞きました。
 1人のお母さんからは、「小さなころはこだわりが強くて、外出もままならなかった。こだわり自体は今も変わっていないけれど。前は私もこだわりをなくそうとしていたけれど、本人が困っているか、このまま社会にでたら困るこだわりか?そんな視点を持てるようになったら関わり方も変わってきたように思う。今は、子どもが自分で自分を調整する力が育ってきています。」というお話や、「最初に選んだ就学先では、地域の人に知ってもらえたといういい面もあったが、学年が上がるにつれて、難しい場面も多く出てきた。子どもの状況を考えて転校を決意したが、地域の小学校への就学の決断はもしかしたら間違っていたかもしれない。でも転校先の先生から「お母さんよく頑張られましたね。お母さんのおかげでこの子は素晴らしい経験ができました。」と言ってもらえた。わたしにとって小学校での経験は宝物です。」そんなメッセージに、会員もスタッフも大きな学びを得た時間となりました。
子どもの成長から気づきを得て、親として成長してきたピアサポーターの言葉はとても説得力がありました。「勇気いるけれど、大変なんです!って伝えること、相談することってとっても大事」「いばらの道だから、いろんなものが飛んできたり、壁にぶつかったり、道に迷ったりするけれど、子どもの先を歩いて道をつくってあげなければならない分しんどい。だからこそ、1人で頑張らず、相談してね」そんな愛あふれる言葉は、今渦中にいるお母さんたちに届いている様子がしっかり伝わってきた、会員交流会でした。また、これからもこういう機会を作っていけたらいいな。心からそう思った時間でした。
 ご参加くださった会員の皆様、ピアサポーターのお二人に心から感謝いたします。本当にありがとうございました!