はんぶんこ課題

【11月の課題の取り組みについて】
11月は「等分(分ける)」の理解を育てることをテーマに、視覚的な手がかりと実際の動作を組み合わせた活動を行いました。
まず、お菓子や飲み物を使って、“半分っこ”を体験する活動に取り組みました。
透明のコップに同じ量を注ぐ、実際にお菓子を半分に切るなど、
目に見える形で「2つに等しく分ける」感覚をつかめるようにしています。
次のステップとして、粘土ピザを使った2等分から4等分への発展課題に取り組みました。2人分・4人分に切り分け、実際に人数分に配ることで、「人数に応じて分け方が変わる」ことを体験的に学ぶことができました。
また、紙を人数分に折る、水を同じ量ずつ注ぐ、ままごとセットで食べ物を分けるなど、
具体物を使った“人数分に分ける練習”も行いました。
遊びの中で繰り返すことで、量の見通しや均等に分ける力の育ちにつながっています。
最後に、クラスの人数やその日の実際のおやつを題材に、生活場面へ般化する活動を取り入れました。「6人だったらどう分ける?」など、実生活と結びつけて考える機会を通して、数量の理解や算数の基盤づくりを進めています。
11月を通して、子どもたちは“等しく分ける”体験を重ねながら、生活に活かせる学びを深めることができました。